パン作り、ピザ作り | 山江村松本農園の日々

パン作り、ピザ作り

山江村はグリーンツーリズム事業に力を入れている。


本日、人吉市のレストラン経営者を先生として招き、村民を対象とした「ピザ作り・パン作り」の講習会がケニアハウス(松本農園)で開かれた。

集まった20人ほどで、先生の説明を聴き、こね方・動作・手つきなど作り方の初歩から熱心に学んだ。


ドライイースト菌と砂糖をぬるま湯に溶いて、湯煎するところから始めた。

このイースト菌が小粒の泡を立て、お酒(?)のような香りがしてきた所で、強力粉・薄力粉を半々に混ぜた小麦粉の中へ入れた。砂糖・塩を加え、温めた牛乳を混ぜ、こね始めた。

充分にこねた所で、ラップを被せ、暖かくした車の中においた。(醗酵器は無し。)


ケニアハウスにはレンガ造りのパン焼用石窯がある。8年ほど前に、仲間20人ほどに一部を出資してもらい、みんなで作った石窯である。(といっても妻と私が1年間かけて殆どを作ったのだが・・・・。)

しばらくは屋根も無かったが、2年前にようやく瓦屋根を被せたというパン窯である。


このパン窯に朝早くから火を起こし、パンを焼く頃に300度から500度くらいになるようにしなければならない。パン生地の準備とパン窯の準備、両方がうまく進んで、初めて美味しいパンが焼けるのである。


今回は、パンは竹に巻きつけて囲炉裏で焼く「棒ぱん」とし、石窯ではピザを焼くことにした。


棒パンは思いのほか簡単に焼きあがり、美味しくいただいた。

夏のキャンプなどで子供たちに焼かせると面白いだろう。焼けるのが待ち遠しく、つまみ食いしながらのパン焼きだった。


ピザ作りは本格的だった。

ソース作りもプロレシピの本格派で、最初に小さく刻んだたまねぎ・にんにくをオリーブオイルでいためる所から始めた。唐辛子やアンチョビ・白ワイン・トマトを加えさらに炒め、砂糖・塩・黒胡椒・オレガノ・バジルで味を調えて、やっと出来上がった。それだけで、もう美味しそうだった。

醗酵が終わったパン生地を、バターを塗ったピザ皿(?)に押し広げ、上記のソースを置いて、その上に好みの具をのせた。具は、チーズ・トマト・ピーマン・ハム・ウインナー・しいたけ・まいたけ・など多彩だった。

さあ、いよいよ石窯に入れる。パン窯の中はとても熱くなっている。すぐにいい香りがしてきた。待つこと少し、6分から7分で出来上がり、包丁を入れて熱いうちにうまいうまいと頬ばった。

ソースに入れた残りのワイン、紅茶、緑茶を好みで頂き、ピザも飲み物も、とても美味しかった。

 朝8時過ぎから午後2時頃までの、貴重で楽しい講習会であった。時間を見つけて、再度パン作りをしたいと思う。


 妻は仕事のため、今回の講習会に参加できず、大変残念がっていたが、職場では月に2回だけパンを作り、販売をしている。余計なものを入れない固めの、ご飯用田舎パンを作っている。こだわリのパンなので、お客の好き嫌いがはっきりしているため、少ししか作らないそうだ。そんな田舎パンでもファンはいるようで売れるらしい。   残っていたピザを妻に食べてもらったが、さすがプロの味、と感激して食べていた。


講習会の模様は、インターネット動画配信、「山江村民テレビ」にてご覧下さい。

http://www.ystv.jp

ピザ・パンの作り方、その1・その2・その3となっています。